(東京・札幌五輪) 良書に日本絡みが載って無い、最近目に付く不思議!

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メディアではスルー“報じない自由”が、それはジャーナリズムとして許されない”自由“だろうという抗議を込めて語られます。この本を書店で手にとりパラパラと見て、驚きました。ウンチ・糞を広範に扱っているのに、あの米国Oregonの古糞石が書かれていないのです。最近の歴史本では、日本絡みの良い話や世界に誇るべき事が載っていない不思議なモノが多いです。

それは、世界の現生人類移住史の最後の謎と言っていい、注目のアメリカ新大陸へは、最初に誰が・いつ・どのように来たのかに関するものなのです。オレゴン古糞石は その古さの時代(1.6万年前) から 、米大陸が氷床に覆われていて内陸の「無氷回廊」ルートがまだ開いていない(1.4万年前頃)ことで はっきり否定し、ベーリング地峡沿岸からオレゴンに舟で来たのだろうという新説を支持するモノなのです。また、ルートが沿岸からという事で、従来のシベリア狩猟族に加え、祖人・北海道Proto-Japanese Hokkaidoの北上に目を向けさせるものでもありますから、書かれないことはアリエナイものです。尤も、この「最初のアメリカ人」問題そのものが日本の教科書には紹介されていませんが。

従って、教科書にも巷間本にも北海道の絡みなど全く書かれていない周回遅れの現状の酷さですから、知らなかったのかもしれませんが、やはり問題です。広い視野と深い研究があるべき姿ですから。歴史考古学者が、そういう世界の種々の状況を記述しないのが問題で、早急に是正が必要です。少なくとも論議があることを、子供に教え世界に日本における発掘に基づく状況の発信を。

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