(東京・札幌五輪) 日本史、祖代・縄文の3.7万年 の理解が基礎!

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700万年前から人間への歩みを進めた現生人類は、そう簡単には変わりません。日本列島史は約4万年前、A1.北部九州に渡海し、2.関東甲信越の賑わいを見せ、3.北海道に進出して適応し北上を継続したことでしょう。

次いで最終氷期が温暖化に向かい始めるころ、B矢印の大陸の北と西から細石器文化が流入し、北は北海道から日本海沿いに、西は北部九州から瀬戸内~太平洋を主に、始まり祖代で最も大きい影響が及んだことが遺跡の石器形式の拡がりから分かります。しかし、縄文人骨を調べると北と西に大きな違いが無く、丁度現在の東京でスタバ・マクドなどが氾濫してますが、別に米国人が氾濫しているわけでは無い事情と同様のようです。一方、生業と食はB図下のように緯度を大きく異にする列島の中野南北高低で違いを見せています。

つまり、C多様な暮らしぶりながら人は似たような一体的な特徴を示し、注目すべきは、島国で約3.7万年の長き(日本史の92.5%)にわたり似たような人々の交易で結ばれ育まれた基層が形成されたことです。この後、3千数百年前から大陸より稲作などがもたらされて、本州の南から北へ大きく暮らしと文化を変えていきますが、C図下に書いたような大陸と全く違う様相の表出(1例)を示すのは、入って来る習俗・文化を取捨選択し換骨堕胎する、既に熟成されていた基層の反応の所以です。従って、祖代・縄文で形成されたモノ事を考えることなしに、真に島国である日本の歴史を理解することは出来ないでしょう。縄文なんてスカスカと言う古市は、日本史を語る資格は有りません。

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