祖人・北海道と米西岸Native先住民の関係は?

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最初のアメリカ人は「ベーリング南岸をフネで1.7万年以前に入って来た」新説と図左前回のY染色体M130の拡がりなどから、祖人・北海道Proto-Japanese Hokkaido(縄文人先代)と米西岸Native先住民の繋がりが注目されますが、実は驚くべき秘話があります。

先の大戦で、図右米先住民ナバホ族の言葉は、他の先住民ですら分からないので暗号に使えるだろうという上層部の決定で召集され(当初29名の約410名)、サンディエゴで7週間の教育を受けてから第1海兵師団の前線の通信手として太平洋戦線に投入され活躍しました。ハワイ日系2世の活躍と異なり、ことが暗号通信なので秘密にされ、1968年ごろからやっと明らかにされ、部族で誇りをもって顕彰されて、やがて議会の金・銀メダルを授与され、2017年には生き残っている3名がホワイトハウスで表彰される名誉に浴しました。日本軍には決して分からないから暗号に使えると言う事からでしたが、現在では3万年前からの祖人・北海道の事やM130のことなどに加え、日本言語学会長をされた松本克己博士が環太平洋言語の同系性を論文とされているので、当時の軍上層部が聞けば冷や汗をかくかもしれません。尤も、それでも暗号は全く破れないですが。いずれにしても、祖人・北海道Proto-Japanese Hokkaidoと米西岸Native先住民の関係、ナバホ族などの沿岸先住民のこの面からの研究、両者の歴史を遡った関係についてもこれからの事です。科研費に値すると思います。子供に教え、世界に発信しましょう。

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