人類の環太平洋移動・住(MPOR)説

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カリフォルニア大学サンタクルーズ校の主導によるイースター島の古代人DNAの研究結果は「Current Biology」に掲載されていますが、南米との関係が全くないというものでした。

ということは、下図のように西方から航海して移住してきたことになります。

我がサイトでは、アマゾン古部族のDNAがSundaland地域の古部族に近い事や、環太平洋地域の遺跡遺物の状況から、既に幾度となくご説明していますが、現生人類の移動・移住を出アフリカ-Sundaland-日本列島-Beringia-北南アメリカという環太平洋沿岸時計回りの移動・移住(Migration along Pacific Ocean Rim)説を提唱しています。

そして、沿岸ルートが最古としておりますのは、北米の氷床通路が温暖化で開いたのが上図のように12,500年前でして、その時すでに沿岸ルートの南米チリ遺跡(14,000年前頃)にまで進出していたことが分かっています。

北海道を3万年前以降に通過した世界最古のルート。今回の加大の研究結果は、これをはっきり裏付けたものと考えています。

ハロウィンが近づいておりますね。

https://www.youtube.com/watch?v=Ok4ieD3oPVY&t=120s

(了)

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