政治的なアイヌ「先住」の認定は、破綻となるのか?

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世界が注目する最初のアメリカ(本土)人・カナダ人は、 16,000年以前の「海の民 」であるというScience magazineのYoutubeを紹介します。これまでの定説であったシベリア~ベーリング地峡ルートが力を失ったのは、①南米チリに14,500年前遺跡が見つかったが、地峡ルートの下図「無氷回廊」(アラスカ~カナダ~アメリカ本土・モンタナ州)は、12,500年前頃でないと氷のため開いてないので、沿岸ルートと考えざるを得ない、②沿岸は、昆布ハイウェイ(Kelp Highway)という食料豊かな状況にあった。③考古学者たちが目を向けだしたので、少し新しいが沿岸で遺物が見つかり出してます。

https://www.youtube.com/watch?v=CmxhFgpIacI

さて16,000年以前に、2ルートが考えられます。 A.北海道~カムチャッカ半島~、及びB.シベリア~ベーリング地峡沿岸~。ここで、北海道は30,000年前の遺跡・遺物が出ているが、シベリア東部は15,000年前しか出ておらず、遅い。また、内陸のマンモスハンターが海岸に出て来て、大変なknowhowを必要とする舟造りと操舟が出来るのかという問題があります。他方、A.は、アイヌが問題になります。16,000年以前にアメリカに来なければならないのに、何故、新しい12世紀頃のアイヌが、北海道の「先住」民なのかと。国連UNの圧力だからという言い訳は通用しません。 最近は縄文時代から居たなどと言う者も出てきてますが、縄文時代は15,000年又は13,000年前からなので、それでも議論への参加資格がないのです。普通に考えれば豪アボリジニや米インディアンのように、先に住んで居た人たちが「先住」民です。歪んだ政治的背景を有するゴールポスト動かしのアイヌ「先住」民認定ですが、 当たり前の歴史学問的呼称としては、おかしいのです。更に、教科書に未だ名前も無い「日本祖人」だけが資格があるので、日本の学界は何やってるんですかとなってしまいます。「最初のアメリカ人」がはっきりする前に、学者先生が一人も異を唱える声を挙げなくて、ホントにいいんでしょうか?

(了)

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