現生人類がアフリカで誕生(30~20万年前頃)し、出アフリカ後、欧州正面に比して豪・ニューギニアへの進出が、舟(筏)を必要としたにも拘わらず早かった事は世界の学者の共通認識です。

下図の注目点は、出アフリカ後のAとSundaland地域のB(インマレイド種)の皮膚の色は、当然にして人類進出の飛び石ジャンプは有り得ませんから、その始まりは南インド・豪・ニュージーランドと同様に濃い・中位の茶色(これが元来)であった事です。

そしてA,Bは北上して行きましたが、いかにその後のコーカソイドとモンゴロイドの南下の影響が強かったことかが、図の薄い茶色に表れています。それだけ暖かく食料などの魅力のあった地域でもあるのです。

さて、日本へは、A―>B->Cと渡って来て、渡来が4万年前頃、ほぼ列島中へ拡がったのが3万年前頃と旧石器遺跡の分析から分かっていて、異論は無いでしょう。

この程度の事を少なくとも有力な説として学校で教えないのが不思議です。

例えばアイヌの議論も、先祖がこの頃から居たのならば私たちと同じですし、その後の時代に北から渡って来たならはっきり「先住民」では有りません。

要は普通に流れを考えればよく、島国であることから世界でも恵まれてかなりはっきりしている民族の始まりの歴史であるにも拘わらず、無用に「分らない」と言って何も教えず、一部の者が政治的な歴史観を主張して誰も異論を表明しないのが現下の大問題です。

縄文人は何処から?などと言う人さえおりますが、ゆっくり時間が流れていた「日本祖代(2万数千年)」の次の代ですから、何処でもない日本列島からに決まっています。

また、史界をリードする欧米学界が、アジア、太平洋地域の人々を簡単に新旧「モンゴロイド」で片づけるのも、いい加減な粗雑な分類区分と言うより、もはや南方軽視の偏見と言うべきものでしょう。

(了)

長~い我が国の歴史、九州人でも「先住民族」だなどと言う人は居ないでしょう!

政府は、アイヌを「先住民族」だとするそうですが、全くの驚きです。

列島中の1万件を超える旧石器遺跡の状況から、日本列島現生人類の始まりは、海を越えて九州にやってきた4万年前頃という事で学界に異論は無く、3万年前頃には北海道にまで拡がっていた(「日本祖代」前期)北上史です。

その後、特に2万年前頃の最終氷期最寒冷期(LGM)前後を含め列島には北から西から入りが有り(出戻り含む)ました。

一方、アイヌに特徴的な暮らしぶりは「北」から「鎌倉時代頃」から入ったと言われています。

因みにアイヌ自身の中に、北海道に背の低い先住者が居たが、千島列島の方に逃げ去ったという伝承もあります。

「先住民族」とは、「大航海時代以降、主としてヨーロッパ人が南北アメリカ大陸やオセアニアの地域で初めて接触した諸民族を指すもの」が世界通念ですが、アイヌの状況は違います。

迫害されたアイヌは白人の要素があると共感を寄せる欧米人もいますが実証されておらず、上写真のようにアイヌの犬はDNAが南方系だと吠えています。

長~い歴史を有する我が国において、学問的に実証されていない、世界に誤解を与える「先に住んでいた民族」の語の使用に、誰も公式に異論を唱えない学問空間は大問題です。

先生方、①アイヌの先祖は私たちと同じ日本祖人・縄文人ですか?それとも②北から鎌倉時代頃にやって来たんですか?と言う訳で、いずれにしろ世界通念の「先住民族」では有りませんね。

学問的に成り立ちませんから、むしろ国会は、先ず「先住民族」の語を外した「アイヌの人権、伝統文化の尊重を求める決議」に件名の過ち(平成20年6月6日)を正すべきです。

(了)

明けましておめでとうございます

いよいよAI時代の幕開けですので、AIやサルとヒトの違いを考えています。

最古の現生人類は、独研究チームがモロッコで発見した人骨(多少の議論有り)で、場所は海岸から40km位東方に離れた洞窟(標高約600m)です。

その海岸サフィが随一の貿易港というジブラルタル海峡の南の地域であり、南ア海岸洞窟と共に私は注目してしまいます。

実は日本のご先祖様を考えますと、海辺の知的進化・出アフリカ―豊かなSundaland―早い時期の豪州渡海―北上して九州渡海―伊豆・神津恩馳島への渡海の行き来―北海道への渡海進入と海絡みが注目されるのです。

海に入る、海産物を食す、海辺で暮らす、舟(筏)で海を渡る、などは森のサルと決定的に違う歩み出しと思うのです。

つまり、家族で九州に海を渡って来た段階で、既に進取の気性ある相当の知的レベルにあったのです。

このことが、日本文化・文明の始まりの基層であり、日本祖代から次の縄文時代以降にも確実に継がっていると考えています。

引き続きマイペースで研究に前進して参ります。

AI時代の温故知新のご参考まで。

(了)

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