最初のアメリカ人は舟で、最寒期の前か後か? 正しい日本・北海道先史の発信で寄与を!

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世界人類移住史の最後の謎は、第2図のアメリカ新大陸の沿岸を舟で、①最寒期LGMの後、沿岸氷床が融けてから進入し、昆布ハイウェイの米本土コロンビアJct出口から内陸に入って行ったのか、②最寒期、既にベーリング地峡(夏季は今よりちょっと寒かったが、問題の冬季は今とあまり気温に差がなく、南部は虫痕跡の分析から生活可能で、大型哺乳動物などもいたとみられる)で滞留して数百名以上が数千年間暮らしてDNA変化を起こしていたのか、③最寒期のずっと前、沿岸氷床の無い時代に進入し沿岸を南下して行った(英Oxford大新設)のか?です。 

これまでは、①考古学派と②DNA派の論争でしたが、英Oxford大が北米等の42遺跡の分析などを踏まえ③を発表したので、侃々諤々です。微生物の分析で、当時の浜辺や陸地が解明され研究が進んでいます。さて問題は、米スミソニアン博物館が、「日本では3.5万~3万年前に本土を離れて外洋を舟で行き来していた」と本件に係る重要な紹介をしてくれていますが、伊豆の海での舟の行き来は3.8万年前からですし、3万年前というなら青森を出て北海道で暮らし始めた時期です。北海道での祖人の拡がり、暮らしぶり、全道的な遺跡・遺物の状況、千島列島への北上の可能性などについて日本からの発信が弱いため、研究寄与は不十分です。オリンピックのお客さんに、北海道史はどうだったのかと訊かれれば、誠にお寒い現状(鎌倉時代からのアイヌは全く関係ありません)です。

学生・生徒はもとより、まずは、自民党総裁候補、東京と北海道の知事さんが、問題の存在を知り、日本・北海道先史をきちんと語ってほしいものです。そして、科研費を投入し、世界人類史メダルを目指しましょう。

コロナ自粛の読書:「脱線の海道」:http://www.sunda-wind.net/news/8663

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