「最初のアメリカ人」、日本からとすればアイヌ、は誤解!

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標題は、我が国の始まりや北海道史に対する歪曲・無理解が原因です。

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明治時代のお雇い学者の頃から、 北から南下して入って来た アイヌには白人の血が入っているという欧米の説があり、国連にも影響を与えて同情と関心を集めて話を歪める一つの原因となっています。これは、アメリカ先住民・インディアンの祖先についてさえ、欧州人が万年の大昔に大西洋岸から最初に来たという信じがたい説が根強くあるのと同じです。さて、日本祖人は、3万年前頃には沖縄から北海道にまで拡がり、そこに数千年後には沿海州・樺太から南下して入って来た人々がいたとみられますが、アイヌの話は、下年表のとおり鎌倉時代以降のことですから、「最初のアメリカ人」話にはアイヌは全く無縁です。因みに、アイヌは縄文人の子孫と言うのも、後から入って来ての混血ですから、まあちょっと誤解を与えやすいもので、縄文人が時を経てアイヌになって行った訳ではありません。

北海道には、途切れることなく日本祖人から縄文人とずっと子孫がおり、アイヌの伝承には、アイヌに悪さされて千島の方に逃げて行ったという小さな先住民の話があるくらいです。世界いや我が国の北海道史年表に対する政治も絡んだ歪曲・無理解は、東京・札幌オリンピックを控え大きな問題です。


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