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日本祖人の初渡米に関して

カテゴリー: 最新情報

4万年前頃、日本列島に千を超す家族が舟で渡って来て、3万年前頃には北海道にまで拡がった日本祖人は、降雪寒冷に慣れて下図1のように引き続き北上したことでしょう(食料豊かでプーチンも誰も居ませんでしたので)。

今回、上図2のように、Science Advances 誌 が、氷河期の北米西岸の氷床が最寒期LGM直後のT2:17,000年前頃から人類の移動、食料等の点で行動が可能であったという発表をしました。

米大陸進入については、「昆布ハイウェイ」の沿岸ルートが新たな定説ですが、A:北海道ルート、B:シベリアルートについては、何となく世界ではBと思われているようです。

さて、氷床が最寒期LGM直後のT2に行動可能であるなら、そのLGM前のT1:2.5万年前頃も北米西岸に行動可能性が有ります。

ここで、カナダのユーコン川上流のムツ洞窟遺跡で24,800年前頃という遺物が出ていて注目されます。

3万年前に北海道に達していた日本祖人が、T1の氷床の状況からも北米西岸を一応行動可能であったことが、世界では未だ全く理解されていないようです。

Bルートのシベリア内陸は、今でも真冬はー60℃、亡くなる人が出ています。

一方、当時のベーリング海は今と違って、北極海の冷水が流れ込まない、正にハワイに繋がる海でした。

(了)

 

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