過去の事象の記述、探究・解明に係ることは歴史叙述と歴史学として認識され、歴史の父ヘロドトス、弟子筋のツキディデス、クセノフォンから近代の史料批判を基礎とするランケ、現代のアナール派やE.H.カーなどに至る欧州学界がリードしてきた学史が辿れます。〔フランスのアナール派は1929年で、イギリスの歴史学者E.H.カー(『歴史とは何か』の著者)が活動し著作を出したのは1950〜60年代です。政治史中心の古い歴史学を批判し社会や経済全体を見るべきだとしたアナール派の潮流が、後発のカーの歴史認識(現在と過去の対話など)にも背景として共有されています。〕

問題は、
1.考古学はもとよりDNA、古環境、その他の歴史先史学の探究・解明に資する諸学の発展にも拘わらず、文字文献以前の人間社会の営みはPre-historyとして別扱いでかつ軽視されているといわざるを得ない状況があります。変革のAI・宇宙時代に、実証を文字文献と遺物分析で分けることに意味があるのか、もっと原点の先史に光を当てる必要があるのではないのか、という点が意識されます。
2.特に日本史の場合、島国の特性から始まりが時期的にも4万年前、内容的にも多様な暮しぶりが遺跡・遺物の分析から他国に比し明らかです。明治時代の文明開化期の用語「コロボックル」制定による学問的な進展に比し、科学技術が遥かに進んだ現代において「祖代Sodai」の「祖人Sojin」という用語が無いために教室での説明と探究論議は低調で、内外に誤解を与えてもいます。
3.この日本列島史の祖代の祖人は、時期の古さもさることながら、重要な実証痕跡が海中であることから「よくわからない」として俎上に上らず、現生人類の始まり拡散史の一環であり今や「最初の」アメリカ人に関わる重要な内容であることが内外で十分に認識されていません。そもそも、歴史学、考古学などの学問分野の用語名も対象も専門の細分化も適切なものではなくなってきているのです。重要な人類拡散史における日本史の始まりを、当時の内外事象を、現代諸学の総合性をもって的確に探究する学問分野の創設が必要と言わざるを得ません。リードする欧州学界では、祖先のこの時代に海に向かう活動は極めて限られて狩猟民の暮らしに限られており、石器研究が主流であったことも「沿岸が重要」な東アジア・日本祖史、アメリカ先史の探究において留意する必要があります。
4.現生人類の拡散期の先史学は実証痕跡が海中にある特性を踏まえ、他の学問分野の例に倣い①諸学の種々の関連内容から理論的に迫る分野と②万年の時を越えて実証していく分野に区分されるでしょう。ある意味で新たな分野と言える①先史を理論的に迫る分野は、実証しえない・言えない分からないと放置することは許されないAI・宇宙時代の現代的な温故知新の意義が深く、祖代研としてここに「理論祖史学」を提唱するものです。
理論祖史学の提唱―AI・宇宙時代に意義ある、日本史始まりの原点を探る温故知新
AIが学習する現データを超え、4万年前の「祖代(Sodai)」における「祖人Sojin」の氷河期の暮らしの挑戦に、AI・宇宙新時代に向かう私たちの在り方と未来を探るものです。

当時の祖人は原始人ではなく、フネを造り潮流に操作し外洋に挑み生業航海し多様な島々における暮らしの「多島海OS」を獲得した「人類最初の先行海洋民(OAM)」でした。
祖人は、海藻・ハイウェイ(Kelp Highway)の北上を続け、アメリカ新大陸へ「第ゼロ波」、有茎石器を手に「第1波」として沿岸進入し、否定要因無く新大陸への沿岸拡散が描かれる最有力候補です。
氷塊漂う2.5万年前頃のアメリカ新大陸の西海岸という北の海での4,500kmの「最初の」沿岸移住は、祖人が伊豆や東北などにおける予行練習を生かし、前例ゼロの極限環境に適応し南下した実行の適応力を示すものであり、AI・宇宙時代を生きる私たちが実態を探り真に引き継ぎ生かすべき「人間力の初期OS」のとも言えます。
(理論祖史学について)
1.場の設定:東部ユーラシア・東アジアと米新大陸に係る現生人類の初期拡散
2.対象の焦点:現生人類の日本史の祖代Sodai 4~1.5万年前(縄文)における日本列島の祖人Sojin
の活動実態、渡米の問題
3.探究要領:内外の、人類・考古学、DNA、古環境の推定等の諸学の総合的な考察による仮説形成と
論議による理論的な解明
4.諸テーマ例:
①現生人類の環太平洋移住MPORの拡散ー中東からの東アジア進入から北上し南米南端までの移住状況
②最初の、渡米及び本土米国への進入様相とWho?
③祖代の日本人は、どこから・どこへ?
④祖人の人類学及び列島到達から列島中への拡がり段階の諸相
⑤祖代における祖人の習俗文化の特性(当時の世界との比較、縄文との差異)
祖代の言語コミュニケーション
「原始人」ではなかった祖先を無視・軽視している現代の傲慢な偏見を排し、未来を開く遥かな深層の温故知新へ! DNAは万能ではなく、暮らしぶりこそ重要。
#祖人 #環太平洋移住MPOR論 #最初のアメリカ人3波重層説
*国際的エビデンス(DOI取得済み)
当会は、学術リポジトリZenodoにおいて国際的な識別番号(DOI)を取得し、引用・参照が可能な公的知見として登録済みであり、先行知見としての先取権を確立しています。
公式リンク(DOI): https://doi.org/10.5281/zenodo.19181986
(AI共同)






