◆グヌン・パダンの調査見学

入学して授業、生活のリズムもできたので、調査が行われているグヌン・パダンに出掛けた。

入口付近の売店民宿で泊まることも、日帰りすることも自在にできるようになったので、授業の無い土、日を利用して見学に行った。乾季は基本的に雨の恐れが殆どないので、時にある夕方のスコールに気をつければ問題ない。
10月から、大統領と政府の体制が変わるため、現在の統合研究チームTTRMの調査は、ひと段落となる。
迷彩服の軍が初めて参加して力仕事をこなしており、国としての意気込みが窺がえる。

チーム長のダニー・ヒルマン博士から、現場で遺跡についての注目すべき事項などについて説明を受けることができたし、考古学調査に加え、初めて穿孔掘削地質調査の状況を見学することができた。

仕事を終えて暗くなってから現場に来て、標本の状況をチェックしている研究者の姿や、新たな遺物や構造の出現に深夜まで話し合っているチームの人たちの状況や、調査具の交換、新たな採り水措置などの調査の実情、また、命綱を準備して10mを上り下りする作業など皆さんの苦労を実際に見ることができた。

第5テラスで石の壁が南北方向にあることが新たに見つかり、また、考古学チームはいろいろな石の遺物の解釈を巡って多角的に分析している。
昔の人はこういう理由でこうしたのではないかということがいろいろ考えられるため、研究者たちを悩ませている状況などをぼやきとともに聞き、生の現場に触れた見学であった。

アクバル教授、ダニー博士、軍指揮官は、テレビなどの取材に応じ、一般の見学者には、出土した遺物の説明もあった。
私は、今回、グヌン・パダンを見下ろす背景の稜線上にオジェッで上がり、東、南、西と1周して地域の状況を把握した。
打ち上げ夕食会(27日)に呼んでいただいた。取りあえず皆さん、ほっとしている様子が窺がえた。

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大学は、アンコッで約20分、街中に有り屋台店と文具店などに囲まれていて便利だ。
いろいろな店の多いDago交差点、バンドゥン工科大ITBも徒歩圏内(実際はアンコッ利用)にある。
目抜き通りの大きな店、州庁、博物館なども10数分、駅も20分くらいで行ける。

キャンパスは、近代的で広大なものをバスで30分くらいの所に新設したので、本部と大講堂、法学部などに我らの語学センターというコンパクトな建物群で緑は有る方だ。

我らには縁がないが、此処の入学式、卒業式は一世一代と言っていい一家の式典で、格好も記念撮影のセットもすごい。

語学生は、欧州、アフリカからアジアまで、年齢も、立場も幅は広い。韓国、日本は多い方だ。

授業は、08:30-11:45、10:00から30分休憩雑談。
学生は遅れる者がいるが、教授が遅れることはない。
穏やかな雰囲気で行われ、6ケ月のセメスターに中間、期末試験がそれぞれ1週間続く。
途中、遠足バス旅行で文化等の研修がある。

西ジャワ州にあるため、伝統のスンダ文化は授業でよく教わる。

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空港から長距離バスでバンドゥン南の大発着所のルイ・パンジャンに着き、アンコッを乗り継いで到着。
(後で、町中で行き来できる方法を知った。)

広いベッドと大きな衣裳箪笥、ランプがあるので基盤はすぐ整った。

窓から森が見え、朝はまず、マスジッド(教会)のアザーン(呼びかけ)が聞える。

周囲は住宅だが、歩いて5分の坂の途中に店はある。

近くのアンコッ発着ターミナルまで、約15分、比高差40mくらいの昇り降りとなる運動だ。南方の人たちは動作が少しゆっくりに見える。長い間のうちに、多分、汗をかかないようにそうなったんだろうと思う。特に、行きは汗をかかないように上がって行こう。

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