(東京・札幌五輪) 理論先史学、最新の祖先始まり状況はコレ(まとめ)!

カテゴリー: 最新情報

オリンピックに来る世界の人々は実はみ~~んな親戚、その祖先の重要な始まり時代のことは、万年の時が経ち、特に海水面の上昇で今は海面下ですが、得られた実証データから分析し仮説を導く「理論先史学」による当時のイメージ10大項目は以下の通りで、①は南アのブロンボス海岸遺跡などです。

10万年以上前に海産物を食し、おそらく体に着色し、骨に傷付け何かを画いていた状況が決定的にサル、いや原人・旧人とも認知力が格段に異なる「新人」の歩み出しであり、注目はアフリカ北部で「海を渡って出アフリカ」を果たした人々と関りがあったと考えられていることです。その後、「特急」と称せられる東進で豪州に至りますが、②今は過半が沈んでいるスンダランド地域を通過しました。ジャワ原人、フロレス人から現生人類も西の印アンダマン諸島からインドネシア・マレー、そしてニューギニア、豪アボリジニと歴史は豊かで、何よりもここから北上したことが「揺り籠cradle」として注目され、数学で言えば解に導く重要な”補助線“なのです。

③90kmくらいの海を越えて最初に豪にまで至ったのは、分析により通説を覆して「北ルート」となっています。スンダランド北の”パンカル海“を北上した人類は、④花綵(かさい・はなづな)列島を、約4万年前に北部九州に渡海、東進し北上で北海道、南下で沖縄まで、3万年前には列島中に拡がりました。さて、世界人類史では長い間、Bシベリア・ハンターが当時は陸峡であったベーリングからマンモスなどを追って入り、北米の氷床が融けて出来た「無氷回廊」を通って速いスピードで南米にまで拡がったというものでした。ところが⑥南米チリのモンテ・ヴェルデ遺跡が無氷回廊開通より早いか同じ頃という発表に騒然、多くの学者が招かれ参加し、結局、確定されて回廊通過説が崩れ出し、北米でも更に1万年は古い遺跡遺物が発見され出して覆りました。そして、北米最古とみられ、欧州石器と似ている特色あるクローヴィス石器とはっきり異なる古い石器がアラスカなどで発見され、「クローヴィス最初」説も崩れました。

これにより光を浴びて浮上してきたのが、北海道・オホーツクからアメリカ新大陸の太平洋沿岸に拡がる豊かな食材の⑦昆布ハイウェイ・ルート説です。アラスカはもとよりカナダ北西岸、米本土西岸のカリフォルニア・チャネル諸島の遺跡発掘やワシントン・オレゴン両州境のコロンビア川奥などの地域の古い遺跡・糞石の発見で裏付けられ、ライバルの大西洋ルートのソルトレーン説がDNA的にも否定(先住民Nativesはアジア系)されて、今では太平洋沿岸ルートが 関係
7割の学者に 支持されています。⑧コロンビア分岐点Jctで初めて南下組と内陸進入組の分岐が生じたと注目です。そして、⑨日本言語学会の元会長である松本克己博士の環太平洋は共通の言語特性(例 RとLの区別なしなど)を有するという広範な調査分析に基づく説も環太平洋移住を裏付けます。更に、⑩世界9ケ所の海峡の歴史などを分析したアメリカ・イタリア3ケ大学チームによるベーリング地峡の分析で、南岸は小島が連なる「一時的な列島Transitory Archipelagoのような状況」で、そこをフネで渡りながら入って行ったと発表しています。「どんなフネだったのか?」が注目されています。

このように沿岸に注意が向けば当然に、千島列島・北海道の状況が重要で、北部千島の「遊動海民」Aは、Bシベリア・ハンターと共に注目です。特に、DNA学者が、米大陸先住民は、シベリアとも日本とも違う変化したDNAで、おそらく早い段階(数千年前)でベーリング地峡に進出し、寒冷で地峡に閉じ込められるように滞留しDNAの変化を生じ、温暖化に伴って入って来たと言ってますが、考古学者は裏付ける痕跡の遺物が発見されていないとして未だ認めておらず論議中です。更に、最近、メキシコで3万年前の洞窟遺跡を発見したとの報告があり、最後の謎、「最初のアメリカ人」、アメリカ新大陸人に関しては、ホットな論議が続いていますが、千島・北海道資料を有する日本の参加は、残念ながら低調ですので、オリンピックを機に日本が共同研究を提唱すべきです。子供に教え世界に発信を。

↑トップへ