図左:海水面が低下し地形が違った曙海北岸を時計回りで、4.2万年前頃から多くの沿岸家族が北部九州に筏で約35kmの波静かな海峡を渡海しました。長い期間に続々と渡って来て拡がって行ったビッグ・バンならぬ“スロー・バン”で、その後、沖縄へトカラ越え南下、北海道以北へ北上と処女地の列島各地に拡がって行きました。

島国故に大昔のこの始まり5W1Hが推定できる世界の驚きは、単に日本史期間62%・基層である「祖代Sodai」の学術用語がないためと原始時代・人という誤解で余り知られていません。
今、人類史「最初のアメリカ人」の西海岸進入説の高まりで、北海道祖人Sojinが注目されています。それは、黒耀石を求めた伊豆祖人の世界最古の生業航海など種々の考古学的な実証と縄文人を含む南米第1波の先住民などのDNA分析からの研究の成果によるものです。
図右:実は始まりの曙海北岸ルートの南北が似ている痕跡はその後も残っており、韓半島南岸部は北部九州と人と物の関係において種々の類似性がみられます。A-北からの南下民と南岸民の違い、B-魏志倭人伝の沿岸関係の記述、C-和式の遺跡、D-古人骨相互のDNA、E-縄文土器の分布などがありますが、教室ではこれ等の事を教えず、よく知られずに大誤解が伝わっているだけなのです。
教室に誤解を正す始まり「祖代Sodai」用語とその実態を―祖代研究会(RSoJS)
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