「歴しニア」報告  祖史2021、やはりニューメキシコの足跡の衝撃!

カテゴリー: 最新情報,祖代(Sodai)・祖人(Sojin)

厳寒期のニューメキシコにおける アメリカ史が数千年遡る 足跡発見で、①欧米学者がなんとなくイメージを持っているシベリア狩猟族が、そんな時代に東部シベリアを移住できたのか? それより以前の寒冷緩和期ならば、現生人類がアフリカからそこへ来れて(無論、遺跡は発見されていない)居たのか ? 

②無氷回廊は、この時代は全く開いてないので沿岸進入の近年定説を補強したが、仮に無氷回廊が開いていたずっと前があったとしていつ頃か? 実は大きな問題は、③定説では1000年くらいで北米から南米に急行で拡がったとされているが、白紙的にニューメキシコ~モンテ・ヴェルデは今回の発見で8,500年ということで、急行ではなく人類はゆっくり常識的に時間をかけて拡がったとなります。この事は、この年月を北に戻すと2.3+0.85、即ちまあ、3.2万年以前にアメリカに向けて出発したことになり、特に問題のない 遺跡 充実(旧石器遺跡701件で近隣に対し、圧倒的)の北海道が俄然注目され、今年は「日本祖代研究会-SGPJ」がかねて提唱していた北海道を北上する (ベリンジア) ルートを、はっきりアメリカの2学者がyoutubeで発表(アリューシャンも含め)しています。いずれにしても現生人類はアメリカ新大陸に、「3万年以前に向かい、2.3万年以前に沿岸から小舟でアメリカ新大陸に進入してきた。誰で・いつ?」という事でいろいろ模索となり、現代のDNA分析は万能ではないです。

それは大きくとらえれば、第1波は沿岸(2.3万年以前から)ルート、そして第2波が無氷回廊から(1.4万年頃以降)で、現代は第2波の影響が強いと思われますので。はっきり言って、この問題を教えない、発信しない、研究助成していない、日本学界は周回遅れです。日本史・北海道史を解明する重要問題です、国際共同研究の主導で挽回を。

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