(人類・日本史最前線)日本人は南方からー沿岸Ami➁が重要

カテゴリー: 最新情報,祖代(Sodai)・祖人(Sojin),遺跡

まずはモンゴロイドが未だいなかった人類拡散時代の内陸と沿岸の2ルート明記で、欧米は定説崩れの「最初のアメリカ人」問題の再検討をすべきです。

右図:「最初のアメリカ人」問題は、ニュー・メキシコにおける約2.2万年前の足跡発見の実証で西沿岸ルート説の更なる高まりです。

左A: ➀南方と⑥南米の大遠隔の先住民同士や②北上Amiと⑤南下Cabecarも含め、調査発見者の驚きのDNA類縁性であり、(祖人)縄文人も南方と「親戚」(東京大・太田教授、NHK)の関わりがり、かつ、当時は皆がモンゴロイドではなかったことを先ず認識すべきです。欧州学者が、OngeやManiqなどの「インマレオイド」(祖代研の命名)を「古モンゴロイド」と大雑把に呼称したのは誤解の元です。注目は台湾東部の先住民であるAmi族の南方類縁性で、中米のCabecarとも類縁となることであり、人類拡散史の「太平洋北回り」(万年前の横断は有り得ず)を示し、この事はアジア東沿岸を北上継続したとも考えられ、日本史の始まり・太平洋の沿岸ルート説にとって重要です。

B: 東シベリアの内陸族は、北の海での舟筏・海産物食などの沿岸生活への初の適応がモデルなしには難かしく、また、北米の大氷床による無氷回廊(IFC)の閉鎖及び早い時代に通過し得たとしてもまもなくの閉鎖で後続の大勢力は無くその後の発展難、などの状況です。他方、祖人Sojinは、北部九州への渡海・沖縄への南下、伊豆の海や津軽海峡で活動してきた沿岸民の状況であって大違いであり、欧米の「マンモスを追って入った」説以来の根強いシベリア・ルート史観は再検討をすべきなのです。

―日本祖代研究会(RSoJS)

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