(春休み特集―人類史の謎)アマゾン先住民、シベリア・ハンターでなく海民ルートに光!

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米Harvard医科大を驚かせた、①一部のアマゾン先住民DNAが、当然あると思われた北米はもとよりシベリア・ユーラシアにも無く、なんと豪、東南アジア地域でしか類縁が見つからなかった不思議。学者先生は、「誰がどのように」という説としての公式発表は未だ無い匙投げ状態で将来に期待。

ともかく、長い間の「シベリア・マンモスハンターが、ベリンジア地峡から獲物を追って入って来た」定説は崩れ(発見石器からも勇壮ハントはムリ―実験考古学)ており、太平洋の海を直接渡ったA、北米太平洋岸をアリューシャン(列島・有名海民アレウト族)から沿岸南下B、日本列島通過B2の意見など、図右下の海民に光が。海ルートとなれば、②そもそも約4万年前に北部九州に渡海して拡がった祖人Sojin(初代、縄文の前)は、伊豆の海で黒耀石を求めて活躍したことが知られ、近傍の愛鷹石器群、近年発見の長野の多様な石器群、三島や三浦半島での知的な社会性を示す陥し穴猟(動物の行動予測に基づく、鉄器の無い時代に1m級の多数の穴設定)などの考古学的な基盤もはっきりです。狭かった津軽海峡を越えて入って適応した北海道祖人は、そこに留まる理由もなく、また、行けなかった障害もなく、「道東ゲートウェイ」から白滝~陸続きの宗谷越え、また、次々に島が見えた食豊かな処女地の千島(痕跡:北千島海民・「留頓ルートン」)を北上し、「最初のアメリカ人First Americans」に関わった事でしょう。これは、世界史だけじゃない、日本史、北海道史の話なのです。研究・教育行政、日本学術会議、教室は周回遅れです。

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