(東京・札幌五輪) 人類移住史最後の謎、日米露加の協同研究で!

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日本列島と米新大陸太平洋岸の先史の関連は、始まり時代から数十mの海面上昇により発見は困難ですが、学者が注目する「類似性」が興味深いです。

近年DNA分析が注目されますが、例えば日系○世がDNAも見た目も日本人的だとしても、寿司よりハンバーガーの方が、演歌は分からずジャズが好きで、何より日本語が出来なければもはや日本人とは言えず、伝統文化、言葉が重要です。図右下①松本博士は、言語の基本的な要素でユーラシア内陸部の人々と異なる、環太平洋の人々にRとLの違いが苦手などの共通性があることを見出し、更に、米大陸西沿岸から入り南下して行った太平洋側の人々と内陸の氷床が融けた後に、無氷回廊を南下して大西洋側に拡がった人々の違いにも着目されました。②近年、最初のアメリカ人は沿岸からという事で、北部九州に渡海して日本祖人 Proto-Japanese が、 始まった、伊豆の海を黒耀石を求めて行き来していた、沖縄へ、狭いが津軽海峡を越えて北海道に拡がった、という「海の民性」は注目され、仙台くらいにまでオットセイなどが居た海辺の暮らしでした。

向こうではアリューシャン列島アレウト族の小舟を操作する技量、造る技術の高度なことはロシア人をびっくりさせていますし、カナダの沿岸の部族には海辺の漁撈と採集だけで生活し、裏の森の動物の狩猟には関心を示さない正に「海辺の民」もいます。例えば、③北海道函館西方の2万年前の知内遺跡とカムチャッカ半島ウシュキ遺跡(縄文草創)の墓の副葬品などに類似性があることが指摘されています。そして、④台形石器が北海道南部から鹿児島まで類似性があり、帯広と北陸、ウシュキ~チュコト~アラスカ、遠軽白滝とクーパーズ・フェリーの遺跡の石器の類似性を言う学者がいます。改めて、日米露加の先史の各種分野を総合的に共同研究するプロジェクトが期待されます。こんな事を子供に教え世界に発信しましょう。

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