関心高まる日本史、遺物が語るその始まり!

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日本では、既に1万件を超える旧石器遺跡が発掘されていますが、教科書に「始まり」イメージが描かれていませんので、焦点を当てて遺物から語ります。

1.始まりは、4万年前頃である。西、北、東に痕跡が発見されていないので、人類展開史の流れから南方発であり、北東ア平野の沿岸を北上したのでしょう。

2.曙海を多数の家族が舟(筏)で九州に渡って来て、その起点から始まり時代前期の約1万年間で北上しおそらく南下して行ったのであろう。また、日本海側に大雪が降らなかったので、均一性をもって北上して行きました。

3.渡海の始まりと、伊豆神津・恩馳島への黒耀石採取の行き来から、暮らしぶりと信仰は「海の民」性を有しており、その後も根深く受け継がれています。

4.酸性土壌で人骨例が少ないが、始まりは2.7万年前の復元石垣人イメージとそれ程違ってはいなかったでしょう。

5.①沿岸地域(水平拡がり)のみならず、②高地(垂直拡がり)、③降雪寒冷地(環境拡がり)の暮らしがあり、外洋操舟などの知力と多様性が初期からみられ、花開く2代目縄文時代の基礎と言えます。

6.外洋操舟力と降雪寒冷地への適応力があったことから、話題の沿岸・昆布ハイウェイを通って、最初にアメリカ大陸に入って行った可能性が有ります。

(了)

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