日本人、基層の共通有り

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万年の大昔から、体に化粧ペインティングし、腕輪をしたりするのは人類に共通で、各地の先住民は今もたくさんの飾りを付けていますし、月に人が行く時代になっても女性たちは依然として同様にお化粧を続けています。

日本史を見ますと人を飾る南海産の貝は貴重品として欲しがられ、驚きですが北海道にまで至っています。

即ち、この長距離の地域で安全かつコミュニケーションが可能であったわけで、価値観も共通性があったことでしょう。

この他に万年の大昔でも各地の黒耀石や糸魚川の翡翠なども広範囲で交易され、注目されています。

やはり海上の島国としてのまとまりが感じられます。

神津島の黒耀石は、3.7万年前という古さ、舟で行き来したこと、南関東から伊豆地方で交易が行われていた事など注目されます。

考えて見ますと、始まりの曙海の畔の暮らしの時代から南海の貝を知った人と子孫が北上して行きましたので、暮らしに地域性があると言ってもこの共通性は驚きには当たりません。

この点で、4万年前からの日本史の始まりとは、曙海から渡った九州・沖縄発である事と北上した列島中への拡がりが特色と言えそうです。

後に北から新たな種族が入って来る、時代が下って大陸からや欧州から人が来た、戦後は進駐軍が来たと言いましても、らしさは維持されています。

何を美しい、美味しい、良い、好ましいと感ずるかの共通性は高いように思います。

虫の音を雑音ではなく音色として聞き分ける民ともいわれてますし、洗い水が豊かですので神州清潔の民と言った人もいました。

大事に子供たちに伝えていくと共に、これまで同様に外からの多様なものを取捨選択して取り込んでいけばいいのでしょう。

電車でお化粧する人や禊などと口先ばかりの清潔でない政治屋を正しつつ。

(了)

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