万年の暮らしの痕跡ー海の民の証

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「歴しニア」の思い Facebook:Nara Akira

100年前ならはっきりです。日本人は、変なヤツと言われていました。下写真の魚介海藻を、嗅げる・触れれる・食べれる・好んで食べるという点で世界はザクっと二分されます。

内陸肉食系と海浜河川の生魚・海藻系にです。特に、海藻を言葉にするとはっきりします。

人類の環太平洋(POR)進出説は、南米アンデス4,000m級高地の人が何故、手間かけて海藻を入手しようとするのかを説明できます。

飛騨の山奥へ行ってもこれらは好まれますし。食育とは、こういう物の味を伝えていくことも重要です。実は、古い暮らしの痕跡は島や高地に残るものなのです。(誰だ、トロ・ウニ・フグ・海藻などの味を他所に教えちまったのは?)

万年の昔よりも海水面が100m以上も上昇していますので、沿岸に痕跡を見つけるのは誠に困難ですが、石器やDNAなどの調査と共に、こんな食の特色にも残っていると考えています。

そして、寒冷降雪地での適応を果たした人とアフリカを出た後、そんなに大きく変化したとも思われない海の民のDNAを比較検討し、アジア人のDNAをこの2区分を切り口として分析することが重要です。

アメリカ先住民研究も、この2区分がはっきり確立されていないため、万年前に来米した人たちについて分かり難くなっていると考えます。

アメリカ大陸の先住民研究及びユーラシア東部の人々との関係を結びつけ、来米の時期及びルートを考察することが今、求められています。

(了)

 

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