こぼれ話(その1)

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アンコッ

大統領が変わり、車の燃料などの補助金をカットして他の事業に回すとの方針が示された。これは生活に影響あるなと思っていたら、案の定、通学などの足を直撃。特に目抜き通りは、30円が50円になったりで、補助金カット率と値上げ率が全く合っていない便乗値上げとなった。この点を運ちゃんとやり合う猛者もいた。
結局、今は30円が35円くらいか、運ちゃんによっては昔どおりに落ち着いた。ここらしい。

洪水

此処へ来て結構早い段階で覚える単語がマチェッ(渋滞)とバンジル(洪水)だ。
どうも川や道路にゴミを投げるため、下水が詰まる。
すると雨季には降った雨が道をゴーと流れ出す。それでなくとも車道と歩道がはっきりしていない坂道を歩いて通学するので、歩くところが無くなるから困る。特に、夜道は危ない。が、そういう時は車も少なくなるのか、何とかやっていけている。ここらしい。

ゴミを勝手に投げたら罰金5万円の大看板。べらぼうな大金だ。さて、投げ捨ては無くなるのだろうか。

両替

 生活資金に関わる両替については、多少店によって差があるのかもしれないが、正確妥当と思っている。此処の特徴は、買い物でもなんでもやり取りするお札がぐちゃぐちゃだ。その都度きちんと伸ばしておかないとかさばるし、扱いに不便だ。ところが両替屋は、札の年度が古くても減額だ。理屈は銀行が受けてくれないと言う。その札の本国じゃ、年度が古い、汚れやしわがあるからと言って減額しないだろう。誰かがトクしていることになる。

待ち合わせ

先日ある人と待ち合わせた。こっちは渋滞があるかもと20分早く着いた。連絡すると少しagak遅れるとメールが来た。agakの意味合いが分かるなあと思いつつ待つ。途中連絡があり、結局30分遅れだった。チキンカレーならぬジャム・カレー(時間・ゴム)で、ここの重要言葉だ。

大学の遠足では、6時集合、名簿チェック、シャツ配布などがあり、7時出発とあるので、バスでの遠出だし、早起きして6時の15分前には着く。が、いろんな学生がいて結局出発は8時を過ぎた。いやはやだ。

 地震、雷、火事、親父で恐いものの代名詞だが、日本での普通の生活ではまあ地震くらいか。ところが、ここでは雨も降れば土砂降りだが、雷もすごい。音と迫力が日本と大分違う。直撃でネットが使えなくなったことがあったくらいだ。家の前では、稲光が稜線と平行に走るのがある。日本じゃ見たことがない。大昔の人は、神が怒っていると思っただろうなと実感する凄さだ。

寒い

日本だといいお天気でとか、何かと天気が話題になるが、此処では大体一定なので話題にあまりならない。私は、天気予報を殆どチェックしないで8ケ月生きてきた。日本だと夏は暑い暑いと言って過ごす。今度暑いと言ったら10円の罰金だなどということもあった。此処で聞くのはむしろ、寒いだ。暑い暑いと言うのは聞いたことがない。当たり前だからだろう。

確かに暑い所なので少し寒いとバイクに乗るせいもあるが、皮ジャン、セーターも着だす。こっちは歩くせいもあるが半袖なのに。

イスラム

 朝、4時半頃になるとマイクの大きな声でモスク(教会)から呼びかけがある。女性は、ジルバブという被りものを被っている。特に西欧の人たちはあれが抑圧と見えるので、フランスでは公的場では禁止だそうだ。が、どうも見ていると小さい子は嬉々と、年配の人は日よけの小顔化布とも言えそうだ。抑圧とは少し違うように感ずる。そもそも、家庭では母親がしっかりコントロールしている所は日本と似ている。私らのように、御高祖頭巾、まちこ巻きを知っている世代からすると、あれはなかなか雰囲気あってよい。最近では、カラフルなファッション布でもあるらしい。

器用

 ここで評価していることの一つに製本がある。くたびれてきた辞書などを持っていくと、厚紙のしっかりしたものできれいに製本し直してくれる。日本なら、してくれないし、してもらったらいくらとられるかわからないが、安価でやってくれる。最初はボールペン30円に驚いたが、こちらは価格同様のもちなのでまあそんなところだ。

以上

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