「歴しニア」報告 先史本、誤解を解く祖代の史的意義の世界発信を!

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新たに先史本が出ましたが、残念ながら列島史始まりの「祖代」については旧態依然であり、左図重要な伊豆の海の行き来、佐野市の環状キャンプ、陥し穴猟などの説明が説明されておらず、素気無いモノです。最終氷期最寒期LGMやその前の時代である日本の「祖代」を知りたいという世界のニーズには全く応えていません。

原始Primitiveという語は使用しないとしていますが、本の記述内容は原始時代です。既に世界の現生人類学では、右図「最初のアメリカ人」は昆布ハイウェイKelp Highway沿いに、ベリンジアBeringiaから北太平洋沿岸を南下して来た説が有力です。メディアでは、「アジアの舟乗りsailorsが最初のアメリカ人」と見出しが書かれています。そこに先日、ニューメキシコで2.3万年前の子供の足跡がと騒ぎになり、疑問符?は付いてますが、メキシコの3万年前の遺跡発表と共に、欧米学者もメディアも足跡の子供の祖先であるアジア人については見事に全く触れていません。アタマの中は、シベリアの狩猟人と思っているんでしょうが、発見遺跡の時代すなわち最寒期LGMのシベリア行動なんて無理、その前の3万年前頃となると、バイカル湖地域遺跡が2.4万年前ですし、その東北の北極海正面のRHSヤナ遺跡は3.2万年前ながら、一時的な使用という認識で全く遺跡も無い東方に移住を続けたとはみられていません。

当然、日本列島史・北海道史が正しく伝わっていれば、有力候補として挙げられ、今回の足跡発表も、「最初のアメリカ人は、シベリア狩猟族か、北海道祖人Proto-Japanese Hokkaidoか、混じり合いの複雑な祖先だったのか、今後の研究進展が待たれます」、となるところでしたでしょう。何しろ左図伊豆の行き来などは、その知力と共に社会性が注目されるレベルです。誰もかれもがフネを創り海へ漕ぎだした訳でなく、専門集団が居たでしょうし、鉄スコップも無く1mを越える穴を多数適切に配置する計画・指導力も上下の社会性を窺がわせます。3万年前の環状キャンプにはアメリカ先住民インディアンもびっくりでしょう。という訳で、学界は何故6事象を記述しないのか、子供に教え世界に発信し」ないのか、が今問われています。用語を正しくし、無論、鎌倉時代から登場のアイヌ先住民族という世界の誤解を解き、膨大なウポポイ予算からこの「最初のアメリカ人」に関わる「北海道祖人」などの国際共同研究にシフトし、子供に教え世界に発信し貢献すべきです。

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