(人類史最前線) 2.3万年前米足跡で、東部アジア・アメリカ新大陸の祖史が見えて来た!

カテゴリー: 最新情報,祖代(Sodai)・祖人(Sojin)

図上中、米ニューメキシコWhite Sandsの足跡の衝撃は、単にアメリカ新大陸史を数千年遡らせるだけではないです。ジンギスカンに肝を冷やした欧米先生が、大雑把に「モンゴロイド」の語により一色で塗りつぶした、 始まり時代の歴史認識を変えるモノなのです。

上図地域の①始まり祖史の第1、第2の時代段階的で、②南北の空間的な拡がりの2構造が見えて来ただけでなく、③モンゴロイド化の歴史的な意義やそれにおさまらずに軽視・放置されて来た中・南米祖史に光です。それは、2.3万年前の足跡にまで至った歴史、更に拡がった歴史という訳であり、それらの中で東洋史、日本史も始まり時代の状況を人類史に位置付けて認識できるようになる、史観のたたき台が見えてきました。7-4-2説、図左、出アフリカ後7万年前のモンゴロイドと称すべきではないインマレイド、緯度を北上した4万年前の(北部九州への渡海の民、北京郊外の田園洞の河川食人、2.7万年前の石垣島祖人とあまり変わらないような人々)北インマレイドNIM(North-InMalaid)、東進してシベリアトアラスカを繋ぐベリンジアBeringiaから大氷床Ice Sheetを通過(沿岸及び内陸の無氷回廊Ice Free Corridor?)し、ニューメキシコWSに足跡です。他方、図右、東部アジアでは2万年前の北の寒・風・雪の厳しい環境に適応したモンゴロイド化とその拡がりが、アメリカ新大陸では中南米への南下拡がりというわけで、図写真の人々全てが祖史に位置付けられて認識できます。そして重要な事は、よく見ればモンゴロイドの方が祖史の一コマなのです。因みに最近賑やかな「インド・太平洋構想」という論議、万年前の話ですか? ともかく教室で祖史・祖代・祖人について東部アジア・アメリカ新大陸史をしっかり生徒・学生に教え、国際共同研究で実証論議を深化させましょう。

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