東京・札幌五輪、海の世界人類先史例、東京諸島の往復を世界に!

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カリフォルニア大Fagan教授は名著で、左下図5.5万年前頃の事故ハプニングで生物の分布境界線を越えて始まったと考えられるスンダ~サフル航海から、先史時代の現生人類の各地における様子を伝えています。

特に厳しい環境の第1図アリューシャン列島における海の民アレウト族(遺跡は9千年前から)について環境、高度な操舟(父子)、流木・海獣トドの皮を使う造舟(北の海に適した性能)などについて語っていますが、残念ながら第2図日本祖人が、3.8万年前頃から、伊豆の海を黒耀石採取に「行き来」往復していた世界人類史の最古の航海活動については書かれていません。神津・恩馳島の古いその年代の黒耀石が、原産地特定分析で南関東・静岡で発見されているものの人骨もフネも遺物として発見されていないため、「謎」扱いなのでしょうか。当時は数十mの海水面低下で陸地が拡大し、北から分岐流があったとみられ、伊豆はカヌーの元になったともいわれる狩野のある優良木材産地でもあり磨製石器もありました。そして、何よりも島々が見えていて、効率的で容易な往復航海路案(赤点線)も考えられますから「謎」ではありません。オリンピックの機会に是非世界に広めましょう、勿論、教科書にもです。出来ましたら、城ケ崎・大島~神子元島・恩馳島の海域を開放して、太古をたどるカヌー航海や楽しめる競技を企画してもらいたいものです。

コロナ自粛の読書:「脱線の海道」:http://www.sunda-wind.net/news/8663

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