人類の米新大陸進出、大きな謎は北海道「日本祖人」に注目!

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人類史最後となるアメリカ新大陸への進出です。ハーバード医科・コペンハーゲン・アラスカ・カンサス各大学が参加した2個のチームが、それぞれ米大陸で幅広くDNAを分析し、1万年前と現在の先住民に繋がりがあること、新大陸で独特のDNAや文化の多様性が生まれたこと、2.5万年前頃のベーリング地峡における滞留(Standstill説)などを明らかにしました。また、1.3万年以前に北米から南米に急速に、そしてその後に大きな移動を伴って拡がっていた事も明らかにしています(Science2018から)。実は今や大きな謎は、②何故、ブラジル・アマゾン地域に豪州地域と同じ古い(10,400年以前)オーストララシア人のDNAがあるのか?というものなのです。

南極に氷が無かったのは遥かな1500万年以上昔の事ですし、人類が太平洋に漕ぎ出したのは高々3,000年前に過ぎず、最も米大陸に近いイースター島に達したのが数百年前ですから話になりません。無論、こんな時代の大西洋横断説なんて、まともな学者は相手にしていません。最初はハーバード医科大が、古アマゾン族のDNAを分析してこの結果を得て、ともかく米新大陸にはシベリアからと思っていましたので調べましたが、シベリアに全くこんなDNAを発見できなかったのみならず、アジアいや北米にすら発見できずに驚かされました。で、「太平洋を渡って来たんじゃないの」と冗談で記者をかわしましたが、結果を受けた歴史考古学界は訳の分からないアタマを抱えることになりました。①無氷回廊が開く頃に遠い南米チリのモンテ・ヴェルデに登場していたのは「沿岸の道」からという事で既に理解されています。すると、豪州・ニューギニア、黒潮・日本列島、日本祖人は伊豆の海を行き来し津軽海峡を渡って32,000年前に北海道、食豊かな昆布ハイウェイ処女地が千島、カムチャッカ、・・・と続き、そして「沿岸の道」と考えて行けば、ムリなく出発地として北海道が浮かび上がります。

つまり、北海道は昔、シベリアのハンターがマンモスを追って樺太から南下して来て始まったいうこの国での説明の誤りが、北上を続けてベーリング地峡や南米にまで拡がったかもしれない可能性に目をふさぎ、世界に北海道の意義を認識させていない大きな理由なのです。しかも鎌倉時代からのアイヌという論外の誤解が拡がったままなのです。米新大陸はその後、基本的にはシベリアの狩猟族が、無氷回廊が開いてからの米モンタナ州Anjikの子供人骨と同系のDNAを持って、スピード良く南米にまでも拡がったものですが、南米における①②の発見などから沿岸の道が注目され、それは北海道が鍵である可能性も示しているのです。日本学界の世界に対する発信が求められています。


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