(日本史最前線2022年度版)北海道白滝黒耀石が国宝へ、縄文と弥生に関し新説が!

カテゴリー: 最新情報,祖代(Sodai)・祖人(Sojin)

北米での2.3万年前の足跡発見で「最初のアメリカ人」に関する定説が崩れて揺れる世界学界の現状において、左図、北海道のゲートウェイである道東を経た白滝遺跡品の今次指定は意義深いです。

また、その基盤となる3万年を遡る遺跡がある帯広で、1.5万年前の大量の黒耀石発見も意義深い事でした。伊豆祖人による3.8万年前からの舟で海を25km以上の海を黒耀石を求めて神津島に行き来した最古の生業活動は、 考古学史上の金メダル であり、北海道における事象の基盤ともなるもので、世界的に注目されることです。約4万年前(考古学者の大勢の認識)に、1.南方系の人々が「曙海」のほとりから北部九州に渡海(大陸・半島からから北は誤解)し、3万年前までには沖縄から北海道にまで拡がった祖人は、2.現代を思わせる列島中央部での賑わいを見せ、3。北上して北海道に痕跡を残し、食豊かな処女地への更なる北上が推定される訳です。問題は、文豪の「吾輩は猫である。名前はまだない。」に倣えば、左図北海道の白滝遺跡群の出土品である黒耀石の国宝最古指定に関し、「吾輩は国宝を製作した現生人類・新人であるが、名前はまだない。」という祖先に対する教室の現状です。「祖代Sodai・祖人Sojin」の用語が無いためもあって、授業ではその北上(沖縄への南下)の拡がりや世界的な意義の説明は全くアリマセン。他方、今や世界標準で文明の声も挙がっている縄文Jomonは、よく知られていますが誤解も見られます。祖代・祖人が残した遺跡・遺物から、称すべき名が「原始」ではなく、後期旧石器時代・人も不適切です。①縄文、鎌倉、玲和などの他と同種であるべきなのに、世界用語の異質な違和感ですし、③世界では国によって年代が違いますので、約4万年前から縄文の始まりまでという日本史に固有の始まり時代を表現するには全く不適切で、英語にすれば誤解されます。

そして、縄文の始まりには3つの説(ア.16,500年から。イ。1.5万年前から、ウ。1.3万年前から)があり、厄介です。祖代は日本史の60%を占め、縄文の父母であるのみならず日本文化の基盤となる重要なものである認識も不十分です。人の脳は塗り替えでは無く、建て増し建て増しの変化ですので60%期間の重みがあり、縄文も1日にして成らずという事です。また、祖人と縄文については、静岡・浜北祖人骨が縄文人と差が無く繋がっていると認識されてますし、そもそもある時期をもって祖人を縄文人と呼称するわけで、これも分断は有り得ないのは自明です。江戸人が維新でザンギリ頭にし、ネクタイを締めたところで中身は変わりません。近年のDNA分析の発展と歴史学への適用により遺跡・遺物の年代や状況の解明が進み、右図、縄文人と弥生人に分断は無く、人や地域の多様性を軽視して過度に渡来人を強調し違いとして区別し誤解させる誤りを正す説が一般化しています。日本人とは?について、列島縄文人に弥生特性人が渡来して拡がったとする二重構造説の大量の渡来や過高断面的な誤解は今や否定されています。日本人の形成については祖人を加え、あえて琉球人を区別し挙げる必要もなく、アイヌを正しく認識した説が妥当でしょう。因みに、世界学界のテーマである「最初のアメリカ人」については、現在見直しで揺れていますが、2.3万年前の足跡は「誰か」の参加標準を突破しているのは祖人であり、縄文人は未だ生まれていませんから、JomonやAinuが登場するのは世界の誤解です。周回遅れの教室はこれらの事を生徒・学生に教え、政府は世界に発信すべきです。

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