(東京・札幌五輪) 人類史の始まり、平和な海辺の暮らしに注目!

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左上図森の猿は、①餌があり、天敵のいない安全、そして安定した陽気の「エデンの園」で問題なく暮らせていました。

しかし、気候変動によりアフリカが寒冷・乾燥化し、森が縮小して草原・サバンナが拡がると、木の実が減り、出た草原にはライオンなどがおり、容赦なく照り付ける直射日光にさらされるという激変に見舞われ、人類の必死に生き抜く適応が始まったと考えられています。立ち上がって様子を窺い、時に走って獲物を追い、猛獣などから逃げて木に登りなどしながら直立2足歩行するようになると、脳や手先の変化で石や棒などの道具を使うようになり、更に、直立は喉頭を後退させて「しゃべれる」構造へと体も生活も進化します。きびしい環境変化に迫られやむなく対応と言うのが学界の見方ですが、中には積極進取の種族もいたのではと思われます。他方、A動き回る発汗から、B水辺で暮らす種族に、C突然変異が男女の魅力をアピールする種族に、ということなのか、体毛の減少(160万年前頃)も注目すべき猿からの変化です。

人類は百万年、十万年という単位で徐々に進化していき、30-20万年前の現生人類からは特に進化が著しく、出アフリカ・アラビアを果たして図右、同緯度地域を海をも越えてオーストラリアにまで 急速に 拡がったことが理解できます。そして今、図右「最初のアメリカ人」が北太平洋沿岸から進入して行って急速に南米南端にまで達し、遥かに遠く見えない太平洋の島々に進出した現生人類史を観れば、原・旧人との大きな違いに気づきます。世界も特に我が国の学校の教科書も、「槍を持ったヒゲもじゃの毛皮パンツを付けた原始人」でなく、 ②水辺の暮らしから海辺に魚介を食す 体毛の少ない「新人」の集団の 平和な海辺の暮らしと海を越えた祖先の果敢な広海域の移住にもっと注目すべきです。子供に教え、世界に発信を。

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