巷間の赤矢印誤り図は、大きな問題!

カテゴリー: 最新情報

日本の始まり時代は、1万件以上の旧石器遺跡によって北上であることが実証され、出アフリカ後の南方からの西太平洋沿岸族の北上と、その継続による渡米の可能性に結び付く世界人類史の流れの中の区間です(青矢印)。対馬暖流が日本海に流れ込んでいなかったので、日本海側に大雪の無かった事は重要で、列島の概ね斉一な拡がりを可能にしました。

赤矢印は、最も移住容易な沿岸ルートを無視し、時代の異なるものを合成した誤りで、出アフリカ後の道筋も妥当な 複数の 遺跡で辿れず、沿岸の河川から遡上したことも無視した歪んだイメージを与えるものです。また、北海道「日本祖人」の「最初のアメリカ人」の可能性を塞ぐものでもあります。現在、種々の書籍のみならず博物館の展示にも用いられており大きな問題です。当ブログで、これまでの「曙海」時計回りの始まり、 列島 北上の拡がりと定着などを参照してください。


↑トップへ