日本人とは? 現生人類の北上史に注目!

カテゴリー: 最新情報,祖代(Sodai)・祖人(Sojin)

日本文化の基層は南方系であると言われて来ましたが、DNAはもとより下図のスンダランド、北東ア平野、曙海などの始まりの地形認識もなく、習俗の分析からそういう認識に至った明治以来の先人学者は素晴らしいことです。Tanya Smith前ハーバード・豪Griffith大教授が、DNA分析から現生人類がインドネシア・スマトラ島に7.3~6.3万年前には達して居たと発表しました(第1図)。

近年、豪州へは前回報告の壁画のスラウェシから、北廻りでの可能性が高いという発表(上図下部)があり、達したのも6万年前という数字が北部遺跡の発掘から出てきています。現生人類が出アフリカ後に東進し、沈んだ“人類史の補助線”と言われるSundaland から、台湾~九州とムリなく繋がり、「日本祖人」は3.2万年前には沖縄、北海道に達していた(その後アメリカにまで?)ことが理解できます。今、祖人はそのまま北上を続けて、舟で北太平洋ベーリング地峡沿岸から入って来たと言われる「最初のアメリカ人」候補になっています。

時代を付していても日本列島に3方向から入ってきたという図はよく見る博物館などの図は誤解の元で、基本は北上史なのであり、また、国境を無視して広範囲の人々を「ヤポネシア」などと勝手に呼ぶのは隣国とのトラブルの元です。加えて、縄文人はどこから、ルーツはなどという問いを立てて論じているのもありましたが、日本祖人後の2代目の縄文人は日本列島発に決まっている愚問です。当時の地形とともに、「日本祖代」、「日本祖人」という要語を設定認識しないことによる混迷で、祖先に対し失礼なことです。「スンダランド」と共にその重要性を子供たちに教えましょう。


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