科研費で、重要な「日本祖代・祖人」の研究を!

カテゴリー: 最新情報,祖代(Sodai)・祖人(Sojin)

豪先住民アボリジニの祖先は、図右下のように5万年(6.5万年説も)前に、たまたまではなく計画的に海を越えて北から1,300人以上が舟でやって来たと研究報告が報じ(Newsweek)られています。つまり、科学的に諸学共同の検討がなされ分析研究が行われているのです。

図左の一般的な「日本人は何処から?」に基づき、九州に約4万年前(3.8万年前説はもっともらしい誤り)、沖縄~北海道にまで3万年前には拡がっていたことが1万件以上の遺跡分析から分かっています。さてその九州へも、約4万年前当時は水深が数十m以上100m近くも低く、「北東ア平野」が現れて「曙海」となり、対馬がやや独立的ながら五島から壱岐~博多~出雲は陸地繋がりでした。最初の1000人以上の「日本祖人」家族は、舟(筏)で30km以上を越えておそらく対馬(もしくは五島)に来ています。問題はこの重要な民族の始まりを、豪のように科学的に研究されていないのです。出アフリカ後にアボリジニと同じようにSundaland地域から祖先は北上して来たでしょう。豪アボリジニの経験から舟で渡洋する能力もあったでしょうし、3.8万年前には、伊豆神津恩馳島に黒耀石の採取に行き来してました。その後は3万年前以降の北海道から、最初にアメリカに渡って行った可能性がある、アボリジニ・「日本祖人」・インディアンの先住民繋がりが、今、世界の注目なのです。鎌倉時代からのアイヌ(北海道大学のDNA分析)を政治的に「先住」にするなど、アボリジニやインディアンと「日本祖人」を伝えて連帯できていない子供たちに対する罪です。科研費を是非とも充当して、各国と協力し研究してほしいものです。

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