世界最古級の「祖代土器」に注目!

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土器と言えば始まりの祖代土器ではなく、世界的に2代目の縄文Jomonが超有名で、特に火焔土器などは岡本太郎さんも絶賛の逸品です。

しかし、青森・大平山元(おおだいやまもと)遺跡の世界最古級(16,500年前)の祖代Sodai土器の発明(粘土選び、練りねかせ、成形、焼き等複雑)は、特筆すべき物で平らで角張った底の土器です。

紋様こそありませんが。

多数の破片が発掘され、付着物の有機物分析で魚、特にサケが主でしたので、ドングリなどのアク抜きが原因ではとのそれまでの土器登場の説を覆しました。

当時の青森は、今の北海道東北部くらいの寒さで植物採取も乏しかったことが、魚に頼り煮たと言われますが、海水面上昇からは最寒期を脱し温暖化が始まっていました。

多量に来るサケの調理・貯蔵処理などで、しっかり保管したい、それまでと違って「臭くなった」、からなのでと考えています。

問題は、何処かから伝わったのかです。

確かに、シベリア方面から狩猟族など(出て行った子孫含む)が、北海道へ入ってきた後の事でしたが、この時代の北海道の土器はこれより新しい内地発の物です。

また、ここは最古級の祖代土器の一発屋では有りません。最古級石鏃も発見されています。

しかもこの地域は下図の通り、三内丸山は、縄文認識を一変させた遺跡であり、亀ヶ岡は、江戸の昔から有名な洗練された逸品揃いで、県内遺跡が広域に長い間の歴史を刻む裾野があります。

では、何故ここに最古級が?

日本海側、太平洋側、そして北海道の三方向から情報と物と人が来て、活発に混じり合って文化を生み出したからだと考えます。

日本列島そのものが長く多様で、新規受け入れ混じり合い、変容・発明・熟成等の歴史でした。

(了)

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